ルパン三世シリーズ『プリズン・オブ・ザ・パスト』に登場するある銃が、設定ミスじゃないかと話題になっています。
その問題の銃というのが、ロレンサ所長がエルギュイユ監獄のしかけを発動するよう迫られるシーンで次元が使うもの。
ルパンの新作TVスペシャル、次元の銃がリボルバーなのにスライドする pic.twitter.com/LYWJOlQcgo
— すやま🎍 (@suyama) November 29, 2019
何が問題なのかというと、リボルバーなのにスライドするんです。
わたしも最初は「あれ?設定ミス?」と思ったのですが、調査したところ存在しました。
そこで今回は使われた銃の名前や、他の使用された作品、実物が見れる場所を紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください!

Contents
プリズンオブザパストで次元が使ったリボルバーの名前は?
Webley-Fosbery Self-Cocking Automatic Revolver(ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー)
という、実在する拳銃です。
特徴的で問題点も多かったため、あまり売れませんでした。
そのため製造期間は1901年~1915年と短く、製造数もたったの4,750丁ほど。
かなりマニアックな品で、10,000ドル以上で取引されるほどの貴重品となっています。
こんなマニアックな銃を出してくるなんて、キャラクター構成などに携わった人にガンマニアがいたのでしょうか???
スライド式リボルバーが使用された他の作品
このウェブリー=フォスベリー、あまりのマニアック品ゆえに数は少ないながらも過去に登場した作品がいくつかあります。
- マルタの鷹(1941年版)
- 未来惑星ザルドス
- プリンセス・プリンシパル
- バトルフィールド1
などですね。
ただマルタの鷹では実物の概要と異なる、誤った表現がされています。
原作小説では正しく描写されているため映画作成のさいに誤ったのでしょう。
アニメ『プリンセス・プリンシパル』でもメインキャラクター・アンジェの銃として登場するのですが、最初は同じように設定ミスだと話題になったようです。
プリンセス・プリンシパルの銃の描写。「リボルバーなのにコッキングしてるw」とか「ブローバックしてるw」といったツイートを見た。まあ、私も設定指示ミスかなと思ってた。いや、正直、すまんかった。アンジェの銃、あれ、実在してたのか。そして、めっちゃマニアックで正確な描写だったとは。 pic.twitter.com/6lcgqkNzTo
— フリスクP (@FRISK_P) August 9, 2017
『ウェブリー=フォスベリー』実物が展示してある場所は?
全米ライフル協会が運営する博物館『National Firearms Museum』に45口径モデルが所蔵されているようです。
ただこの全米ライフル協会、2019年9月3日をもってサンフランシスコ市で国内テロ組織として認定されています。
また世界のどこかに金を積めば実物が握れる場所があるという、嘘か本当かわからない情報もありました。
もし情報をつかんだら、追記します。
まとめ:『プリズンオブザパスト』次元のスライド式リボルバーは存在する
- スライド式リボルバーの名前はウェブリー=フォスベリー
- 取引価格10億円以上の貴重品
- National Firearms Museumに45口径が所蔵されている
これぞ「お宝」という言葉がふさわしい銃ですね。
制作陣さん、設定ミスとか思ってごめんなさい!(笑)
それにしても、こんなマニアックな銃をサラっと出すなんて本当に粋ですよね。
個人的にベルテの名前の由来も「なるほど~」と思ったので、興味があればあわせてご覧ください。
参照記事:Wikipedia


