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海外ドラマ【グリム/GRIMM】シーズン1のあらすじと元ネタ一覧

GRIMM(グリム)

本記事では、海外ドラマ「グリム/GRIMM」シーズン1のあらすじと元ネタをまとめています。

「グリム/GRIMM」は「グリム童話」を元に作成された1話完結型のサスペンス・ファンタジー。

アレンジは加えられていますが、要素はしっかり取り入れられているので元ネタを知っておくとより楽しめます。

各話ごとにまとめているので、気になるものを確認してくださいね。

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・シーズン1の元ネタを全部知りたい
・元ネタの簡単なあらすじも知りたい

「グリム/GRIMM」シーズン1のあらすじ

アメリカ・オレゴン州ポートランド市警察殺人課の刑事、ニック・ブルクハルトはある日、美しい女性が醜い魔物(ヴェッセン)へ変わるのを目撃する。

最初は目の錯覚だと思っていたニックだが、その日を境にあらゆる場所でヴェッセンを見かけるように。

 
そこへ余命いくばくのマリー叔母さんが訪ねてきて、一族がグリム童話を書いたグリム兄弟の末裔だと告げる。

さらに物語は真実であり、童話に登場する悪役はヴェッセンという魔物であること、そして、その魔物をグリム一族が代々狩ってきたとも聞かされ混乱するニック。

最初は信じていなかったニックだが、捜査のかていで善良な狼のヴェッセン「ブルッドバッド」のモンローと知り合い、信じざるを得ない状況に。

モンローと協力関係を結んだニックは、次々と起こるヴェッセン絡みの事件を秘密裏に解決していくようになる。

「グリム/GRIMM」シーズン1の元ネタ一覧

第一話「グリムの末裔」

第1話の元ネタとなったのは、グリム童話集の第26番に収録されている「赤ずきんちゃん」

とても有名な話なので、知っている人も多いのではないでしょうか。
 

病気のおばあさんの家までおつかいを頼まれた赤ずきんは、途中で会った狼にそそのかされて道草します。
そのすきに先回りした狼におばあさんともども食べられてしまったところを、偶然通りがかった猟師に救われるというお話です。

 
「どうしておばあさんのお口は大きいの?」とたずねる赤ずきんを

「それはね…お前を食べるためさ!」と正体を現した狼がひと呑みにするシーンは、童話とはいえ恐ろしいですよね。

第1話はこの悪い狼をモデルにした”ブルッドバッド”の事件です。

赤い服や森など、さりげなく赤ずきん要素が取り入れられているのも見ていて楽しいですよ。

第2話「通過儀礼」

2話の元ネタになったお話は「三匹のくま」

森で迷子になった女の子は、誰もいないクマの家を見つけて忍びこみます。
家のテーブルには三つの椅子と三つのスープ、そして三つのベッドが置いてありました。
それぞれ大・中・小の大きさで少女は勝手に小さいサイズを使ってスープを飲み、ベッドで寝てしまいます。そこへクマが帰ってきて…という童話。

 
第2話で留守中の家に忍びこんだのは、少女ではなく1組のカップル。

2人は家主のいない家を好き勝手に荒らして、ベッドを使います。
ですがカップルが忍び込んだのはイェガーバーというクマ型のヴェッセンの家で…?

3話「警告」

3話の元ネタとなったのは「蜂の女王」です。

旅に出た3人の王子。旅の途中で3匹はアリの巣、カモ、ミツバチの巣を見つけます。兄2人はこれらに危害を加えようとしますが、そのたびに末っ子が2人を止めていました。

旅のすえに3人は大きなお城にたどり着き、3つの課題を出されます。
兄2人は失敗して石に変えられてしまいますが、末っ子は旅の途中に助けたアリ、カモ、ミツバチに救われて課題をクリアし、王女と結婚する…というお話です。

3話では、グリムの末裔であるニックの元に蜂型のヴェッセン・メリファーが登場します。

メリファーはニックの味方だと言い、とある警告があると告げますが…。

4話「誘惑」

4話の元ネタは「青ひげ」という童話。

どうでもいいですが、青ひげと誘惑という言葉がマッチしなさすぎてやばいですね(語彙力)

青髭をはやした金持ちの男にある女性が嫁ぎ、鍵の束と小さな鍵を渡されます。

男は小さな鍵を指さして「どの部屋を見てもいいけど、この鍵の部屋だけは覗かないように」と言い、妻も最初はいいつけを守っていましたが誘惑に負けて開けてしまいます。
そこで妻が見たのは、血に濡れた部屋と壁に吊るされた歴代の妻たちでした…という話。
 
グリム童話屈指のホラーとして名高い青ひげですが、あまりの血なまぐささに初版以降は削除されているそうです。確かに童話としては、ちょっとハードルが高すぎますね。

ちなみに、この青ひげは実在モデルがいるとかいないとか…。

 
本編では、ビリーというヒゲの濃い山羊型のヴェッセンが、見た目こそパッとしないものの

特異なフェロモンを発散して女性たちを誘惑しては自らが経営するペンションに誘い込んで監禁し、地下の檻で飼育するという事件が起こります。

5話「死の舞踏会」

グリム5話のモチーフは、「ハーメルンの笛吹き男」

ネズミ害に悩まされていたハーメルンに「ネズミ捕り」を名乗る男が現れます。
町の住人はネズミを退治してくれたら報酬を出すと男に約束しますが、実際に報酬が支払われることはありませんでした。
それに怒ったネズミ捕りは、今度は笛でこどもたち130人を操り、連れ去られたこどもたちはコッペン(丘の意味)の処刑場で消えてしまうという童話です。

登場するのはネズミ型のヴェッセン「ライニゲン」

本来は非暴力的な性質ですが、このお話では自分を陥れた相手に対してネズミを組織して仕返しします。

6話「宿怨」

6話のモデルは「三匹の子ブタ」

子どもを自立させるため、お母さんブタは3匹の兄弟それぞれに家を建てるよう命じます。
1番目のブタは藁・2番目のブタは枝・3番目のブタはレンガで家を建てました。
しかし狼がやってきて、1番目と2番目の兄の家はいとも簡単に吹き飛ばされてしまいます。
2匹は慌てて末っ子の家へ逃げ込みました。狼はレンガの家も吹き飛ばそうとしますが、ビクともしません。
なので煙突から忍び込もうとしましたが、暖炉には大鍋いっぱいのお湯がたぎっていて死んでしまいました。

これまた有名な童話ですね!我が家でも繰り返し読み聞かせされてました(笑)

 ドラマではブタと狼の立場が逆転して、ブタ型ヴェッセン「バウアーシュバイン」がモンローと同じ狼型の「ブルッドバッド」を狙います。

狙われるブルッドバッドがモンローの友だちなんですが、結構ボケッとした性格してるんですよね。

自分の家が爆破されたときも「すげー…」って一言。

いやいやいやいやw って笑っちゃいました。

7話「森の中の少女」

元ネタとなったのは「ラプンツェル」

あるところに夫婦が住んでいました。妻は妊娠していて、どうしても隣の家のラプンツェル(野菜)が食べたくなり、夫が盗みを働きます。
しかし隣に住んでいた住人の正体は魔女!
夫婦は盗みを許してもらう代わりに、娘を渡すという約束をさせられます。

やがて女の子が生まれ、赤ん坊を連れていった魔女は子供にラプンツェルという名をつけるて森の中にある高い塔に幽閉して育てます。
ラプンツェルは金色の見事な髪をもっていて、その長い髪を編んで塔の上から垂らすと、それを伝って魔女が上がってくるのでした。
ある日、若い王子がラプンツェルの歌声を聞きつけて塔へやってきます。
二人は恋仲になりますが、それを知った魔女は怒ってラプンツェルを荒野へ追放してしまいました。
王子は魔女からそれを教えられ、塔から身を投げて失明してしまいます。しかし7年後、盲目の王子はラプンツェルと再会。彼女は双子の母親となっていました。
ラプンツェルのうれし泣きした涙が王子の目に落ちて、王子の目が治り、一家は王子の国で幸せに暮らしましたとさという話です。

ディズニーでも映画化され、有名になりましたよね。元ネタがグリム童話だって知ってましたか?
本編の中で出てくるのは、幼いころに誘拐され森に置き去りにされたブルッドバッドの少女。

長く伸びた髪を自在に操って敵を攻撃します。

8話「復讐のゲーム」

8話のモデルは「ジャックと豆の木」

母親に牝牛を売ってくるよう言われたジャックは、道の途中で出会った男の持つ豆と牝牛を交換してしまいます。
怒った母親は豆を外に捨てますが、翌日豆は天まで届く巨大な木に成長していました。
ジャックは豆の木を登り、雲の上の巨人の城にたどり着きます。ジャックを見つけた巨人の妻は夫は恐ろしい人だからはやく逃げなさいと忠告しますが、ジャックは巨人が眠ったあと金の卵を産む鶏を盗んで家に帰ります。
しばらくしてからジャックはもう一度豆の木を登り、今度は金と銀の入った袋を奪いました。
しかし3度目に歌うハープを盗もうとしたところで、ハープが喋りだし、巨人に追われます。命からがら豆の木を降りたジャックは急いで木を切り、巨人は墜落してしんでしまいました。

めでたし、めでたしって感じになってますが、なんとも理不尽な童話ですよね。

書きながら、いやどう見てもジャックが悪いやん!ってなりましたw

ドラマの中では過去にハンク刑事(ニックのパートナー)が逮捕した鬼形ヴェッセンが施設から脱走し、自分を入獄させた人物を次々に殺していきます。

なんという理不尽の連鎖……

9話「父親の影」

9話はグリム童話ではなく1937年に出版された「二十日鼠と人間」という小説が話のベースになっているそう。

世界大恐慌時のカリフォルニア州、出稼ぎ労働者のジョージとレニーは”いつか自分たちの農場を持つ”という夢を抱いて働いていました。
しかし大男のレニーは頭が悪く、いつも問題を起こすせいで二人は働き場所を転々としなければなりません。
ある日新しい仕事場に辿り着いた二人は、そこで個性豊かな人間たちと知り合い、夢に一歩近づく可能性が出てきます。
ですがその実現を前に、ジョージとレニーを悲劇が襲い…。
 
貧しい労働者たちのシビアな現実を描くこの傑作は過去2回映画化されています。

1度目が1939年にルイス・マイルストン監督、ロン・チェイニー・ジュニア、バージェス・メレディス主演、

2度目が1992年にゲイリー・シニーズ監督・主演、ジョン・マルコビッチ、 シェリリン・フェン他出演という

いずれも演技派俳優たちの名演による感動作です。

 
ドラマでは、父親の呪縛から逃れたハツカネズミ型ヴェッセンが、暴力をふるう同棲相手から逃げ出した女性に恋をして、蛇型ヴェッセンに挑みます。

10話「臓器ビジネス」

タイトルからして不穏な9話のモデルは「ヘンゼルとグレーテル」

貧しく、食糧が底をついた夫婦はこどもを森へ置き去りにする相談をします。
兄のヘンゼルは妹を森へ連れていきますが、道にパンをまいてパンくずを家に帰る目印にしました。
しかし、鳥に目印が食べられてしまい結局2人は森で迷子になってしまいます。
森の奥に進んだ兄妹が見つけたのは、お菓子でできた家でした。
家から出てきた魔女はごちそうを餌に兄妹を家に招き入れると、ヘンゼルを捕まえて牢に入れ、グレーテルには家の雑用をさせました。
牢には他の子供達も入れられていて、魔女は子供たちを太らせては食べていたのです。
ヘンゼルは目の悪い魔女に鶏の骨を触らせては、食べられる順番を遅らせていました。ある日グレーテルは、大きな料理用ストーブを覗いた魔女をストーブに押し込み、子供たちは助かります。

後の版では改編されていますが、本来は実の親が子を捨てるという話でした。
 
ドラマでは少年少女の内臓売買を企むヴェッセン“ガイアー”がホームレスの兄妹ハンソンとグレイシーを襲います。

ガイアーは無料クリニックを営んでいて、言葉巧みに兄妹に近づきますが、それは生きた人間の内臓と血液がヴェッセンの妙薬となり、闇で売買されているからでした。

 
序盤に少しむ、むごい…ってなりましたが、後に主要人物になるフクスバウのロザリーという女性のお兄さんが登場するのでぜひ!見てほしいです。

11話「悲しき性」

元ネタとなっているのは「化け蜘蛛」
こちらもグリム童話ではなく、日本の怪談がベースになっています。

ある寺に化け物が出るという噂がたち、ひとりの侍が肝試しに寺へ泊まり込みます。
するとそこに、化け物が現れ「ヒトクサイ、ヒトクサイ」と呟きますが侍が反応しないのをみると去っていきました。
次に僧侶が現れびわを弾きはじめます。怪しむ侍に僧侶は「お前も弾いてみるか?」と琵琶をさしだしますが、侍が左手を伸ばすと琵琶の弦が侍の手に絡みつき、僧侶は化け蜘蛛の姿を現します。
侍が右手で刀をとり、化け蜘蛛を斬りつけると朝陽とともに蜘蛛は消えました。
村人と侍が探すと庭の穴からうめき声がして、覗いてみると中に化け蜘蛛が隠れていました。侍がとどめをさし、化け蜘蛛は退治されたのでした。
 
ドラマの中では蜘蛛のヴェッセン、リーナが若い肉体と美貌びぼうを保つために人間の男を襲いますが、

本心ではやめたい、けどやめられない…という悲しい性さがを表現した物語です。

12話「闘技場」

元ネタとなった「アンドロクレスと獅子」はジョージ・バーナード・ショウによる戯曲を映画化したもの。

舞台はキリスト教徒への迫害・惨殺がさかんに行われていた紀元前161の大ローマ帝国。
教徒狩りにあった仕立屋、アンドロクレスは山中で足にとげを刺して苦しむライオンを救いました。
しかし、魔法使いとして捕らえられたアンドロクレスは他の教徒と共にローマへ死の行進をさせられます。
処刑当日、争いを嫌うキリスト教徒たちは誰一人として闘技場で剣をとろうとはしません。捕らえられた教徒の中で1人だけライオンの餌食にされることになったアンドロクレスですが、そのライオンはかつて自分が助けたライオンでした。
アンドロクレスにじゃれつくライオンを見て感激したシーザーがアンドロクレスの控え室を訪れると、ライオンがシーザーに吼えかかります。
シーザーは危ういところをアンドロクレスに救われ、アンドロクレスはライオンを与えられて釈放されたのでした。
 
ドラマの中ではモンローが拉致され、ライオン型ヴェッセンの闘技場へと放り込まれてしまい…?

13話「3枚のコイン」

元ネタは「どろぼうの名人」

老夫婦の前に、身なりのいい男が現れます。
実は男は、若いうちに不良となって出ていってしまった老夫婦の息子でした。わが子との再会に夫婦は喜びますが、息子はどろぼうの名人になってしまったと言います。
驚いた父親は、息子の名付け親である王様にこれが知れたらきっと首吊りになる、と恐れました。
そこで男は自分から王様のところへ出かけてゆき、王様の情けで3つの難題に答えることに。
まず、1つ目が王様の厩から王様の乗る馬を盗みだすこと。
2つ目に王様夫妻が寝入ってから、寝床の敷布を盗み出し、奥様の指から婚約指輪を抜きとること。
最後に、お寺から坊主と納所坊主を盗み出すこと。
男が知恵をめぐらせ、用意周到な準備で全ての物を盗み出すことに成功したことに感心した王様は、首吊りのかわりに領内からの立ち退きだけで男を許すことにしました。
 
ドラマでは歴史上の人物たちに影響を与えてきたとされる「ザキントスのコイン」が登場します。

このコインは持つものにカリスマ性を与えますが、一度手にするとコインの虜になってしまうという恐ろしいもの。

13話ではコインの持つ魔力に魅了されてしまったヴェッセン対グリムの奪い合いがはじまります。

14話「威厳ある死」

元ネタは「二人兄弟」というドラゴン退治の物語。

あるところに金持ちの兄と、貧乏な弟がいて、弟には双子の息子がいました。
ある日、双子が偶然にも黄金の小鳥の心臓と肝臓を食べたことがきっかけで
毎朝金貨を1枚ずつ授かるようになりますが、それを知った邪な兄のたくらみで双子は森へ置き去りにされてしまいまったところを、運よく森で狩人に拾われ双子の兄弟は立派な狩人へと成長をとげます。

すっかり成長した2人は、腕試しの旅に出ることに。
そのとき猟師から渡されたのが、もし2人が分かれることになってもその道にある木に刺しておけばどちらかが死んでしまったらその面だけ錆びるという不思議なナイフでした。
道中で次々と動物のお供を手に入れた兄弟は途中で別れ、弟はある国でドラゴン退治をしてお姫様を救い出します。
その報酬としてお姫様と結婚するはずでしたが、悪い侍従長に寝首をかかれ、殺されてしまいました。
自分たちの主人が殺されていることに悲しんだ動物たちは、すべてをウサギのせいにして、死人を生き返す根っこを取ってこいと命令します。
おかげで弟は息を吹き返し、無事に姫と結婚しますが今度は悪い魔女に石にされてしまいました。

弟と別れたときにさしておいたナイフで弟の危機を知った兄は、お供の動物とともに弟を助け出すことに成功したのでした。
 
ドラマの中では、ドラゴン型ヴェッセンにジュリエットがさらわれ、ニックが助けに行きます。

ジュリエットが姫でニックが弟役という感じですね。

15話「夢の島」

元ネタとなったのは「キャベツろば」というお話。

老婆に親切にした狩人は、お礼に空を飛べる合羽と、毎日金貨一枚を出す鳥の心臓を手に入れます。
しかし悪い魔女が娘を使って狩人を骨抜きにし、狩人は鳥の心臓を失ってしまいました。さらには娘の願いで空飛ぶ合羽で宝石の山へでかけますが、居眠りしている隙に娘が合羽を使ってひとりで帰ってしまいました。
目を覚ました狩人は、道中で会った大入道の言う通りに山のてっぺんへ上り、雲に巻かれて無事に地上へ戻ることに成功しましたが降りた場所は魔法のキャベツ畑でした。
狩人はは畑のキャベツを食べてろばになってしまいますが、別のキャベツを食べると人間に戻ることができました。
狩人はこの2種類のキャベツをポケットに入れて魔女の御殿へとって返すことに。変装した狩人は策略をめぐらし魔女と娘をろばに変え、粉ひきに売ってしまいます。
やがて狩人は母ろばが死んだと聞き、娘を人間に戻してやり、改心した娘と結婚して幸せに暮らしました。
 

この狩人、いくら改心したからってよく娘と結婚したなと思うのは自分だけですかねw

ドラマの中では魔女のアダリンドによって、ハンクがほれ薬を盛られたり

ヴェッセン用のドラッグでひと騒動が起こるなど、魔法がらみの事件が起こります。

16話「金の卵」

元ネタとなったのはアンデルセン童話の「ナイチンゲール」です。

あるとき、王様はナイチンゲールという美しい歌声で鳴く鳥の存在を知り、森へ探しに行きます。
見つけた鳥はとても綺麗な歌声で鳴き、王様は涙を流しました。
ナイチンゲールの歌声がとても気に入った王様は、宝物で飾った鳥かごにナイチンゲールを閉じ込めて歌声を聞き続けます。
ですが、一年後に本物そっくりに鳴く宝石で彩られた機械仕掛けのナイチンゲールが贈られてきたことで、王様の関心はそちらへ向いてしまい、本物は森へと帰っていきました。

しかしこの機械仕掛けのナイチンゲールは一年後に壊れてしまいます。
五年後、病にかかった王様がもう一度ナイチンゲールの歌を聞きたいと涙をこぼすと本物のナイチンゲールがやってきて歌声を聞かせました。
「お礼をしたい」という王様に「お礼はいりません。あなたは初めてわたしの歌声を聞いたとき涙を流してくれました」とナイチンゲールは答え、王様もすっかり元気を取り戻したのでした。
 
偶然旅行にきていたニックとジュリエットは、コテージの向かいに住む夫婦の様子がおかしいことに気付きます。

妻の正体はゼルテンフォーゲルと呼ばれる、一生に一度だけ金の卵を育てる貴重な種族で…

17話「恋の病」

15話と同じ「キャベツろば」が話のモデルです。

ハンクの様子がおかしいことに気付いたニックはアダリンドの仕業だと気づきますが

すでにアダリンドによって盛られた媚薬の効果は最大に達し、ついにハンクの生命をおびやかす事態に…!

18話「レジスタンス」

元ネタとなったのは「鉄のハンス」というお話。

森へやった狩人が戻らないので、男2人に捜索に行かせたところ、森の奥で体中に鉄のような毛が生えた男を発見します。

男は城へ連れていかれ、檻に入れられて鉄のハンスと呼ばれるように。
王様には若い王子が1人いて、あるときうっかり王子にハンスの檻のカギを渡してしまいます。王子はハンスとともに逃げ、別の王様のもとで身分を隠して働くようになりました。難題がでるたびにハンスが力を貸してやり、王子はついに大手柄をたてて王様の娘と結婚することになり、ハンスも長年の呪いが解けて立派な王様の姿へと戻りました。
 

何者かに命を狙われたヴェッセンの男がロザリーのお店に逃げ込んできます。

男はヴェッセンのレジスタンス組織のリーダーで、ロザリーの兄が死んだことを知らずに助けを求めにやってきたのでした。

19話「目撃者」

お話の元ネタはノルウェー民話「三匹のやぎのがらがらどん」

「がらがらどん」という体の大きさが違う同じ名前の3匹のやぎの物語。
草をたくさん食べるために山へ向かった3匹は、途中で深い谷にかかる橋を渡らなければなりませんが、橋の下には橋を渡るものを襲うトロールが待ち構えていました。
そこで一番ちいさいがらがらどんは「次にくるヤギのほうが大きくておいしい」と言い、次のがらがらどんも同じことを言いました。
そして最後の一番大きながらがらどんは、大きな角とひづめでトロールをやっつけ、無事に橋を渡りました。

 
橋の建設現場で“アイスビーバー”のロバートが他の魔物のサルという男に殺される現場を目撃してしまった

同じく“アイスビーバー”のアーノルド。

事件を警察へ通報したものの、サルに見つかってしまい……。

20話「幸せの余波」

モデルになった童話は「シンデレラ」
ほとんどの女性が知っているであろうお話ですね!

最後は王子様と結ばれてハッピーエンドとされるおとぎ話ですが、グリム童話の初版でかかれたシンデレラはなかなか血なまぐさい内容となっています。

靴を履くために足の指を切り落としたり…ね…

継母と2人の姉にいじめられながら過ごすシンデレラは、ある日、魔法使いの力を借りてお城の舞踏会へ出席します。
そこで王子はシンデレラに一目ぼれ。しかし、0時になったら魔法が解けてしまうシンデレラは慌てて家へ帰ります。そのとき落としたガラスの靴を手掛かりに、王子はシンデレラを探し出して無事に結ばれるのでした。

 
ドラマでは美しいルシンダは継母と二人の姉と折り合いが悪く、ダンスパーティーで出逢ったアーサーと結婚して姉たちから憎まれていた。
そんなアーサーが詐欺にあい、ルシンダの継母に助けを求めますが、きっぱりと断られてしまいます。それからというもの、継母や姉が次々に不審な死を遂げ…

21話「セルフコントロール」

元ネタとなったのは「ハンスぼっちゃん はりねずみ」というお話。

とあるこどもに恵まれない夫婦が「子供が欲しい、はりねずみでも構わない」といったところ、上半身はりねずみ、下半身は人間のこどもが生まれます。こどもは”ハンスぼっちゃん はりねずみ”と名付けられました。
あるとき夫婦が出かけるさいにお土産は何がいいか聞くと、「バグパイプが欲しい」といい、買い与えてやると今度は「雄鶏の足に蹄鉄を打ってほしい、それに乗ったらもう戻ってこない」と言うので言う通りにしてやると、ハンスは雄鶏にのって森へ入っていきました。
ハンスが木の上で笛を吹いていると、迷った王様が道を訊ねてきたので「王様が城に戻って一番最初に見たものをくれるなら道を教えてあげましょう」と返しました。
条件をのんだ王様でしたが、あろうことか最初に見たのはかわいい愛娘。そんなことが2度ほど続き、ハンスははじめに1番目の王様の元をたずねました。
すると家来たちが攻撃してきたので、姫を連れ出し肌を針でさして追い返しました。
次に2番目の王様をたずねると、ハンスは丁重に迎えられ、姫と結婚する手はずになっていましたが姫がハンスの針を怖がります。
するとハンスがハリネズミの皮を脱ぎ捨て、それを家来が火にくべると美しい若者へと姿を変え、姫と結婚し王様になったのでした。

これまで、見えないながらもなんとなくヴェッセンのことに気付きつつあったハンク。
21話ではハンクがついにヴェッセンが魔物から人間の姿に戻る瞬間を目撃してしまい…

22話「黒服の魔女」

元ネタになっているのは「いばら姫(眠れる森の美女)」

ある日、お妃が美しい女の子を産み、お城で盛大なお祝いが開かれました。王様は12人の魔法使いを城へ招待し、11人がお祝いの言葉を言い終えたタイミングで13人目の魔女がやってきます。
祝いの場に呼ばれなかったことに腹を立てた13人目の魔女は「お姫様は十五歳の誕生日に紡錘(つむ)が刺さって死んでしまうだろう」と呪いをかけます。12人目の魔女はそれを聞き、「呪いを解くことはできないが、姫は死ぬのではなく、百年の間、眠り続けることになるだろう」と呪いをやわらげました。
呪いを恐れた王様たちは国中の紡錘を焼きましたが、姫が15歳になった日、古い塔のてっぺんへ行くとそこに糸繰りをしている老婆がいて、姫に紡錘を触らせました。
たちまち姫は100年の眠りに落ち、城中の者たちも同時に眠りについてしまい、城の外にはいばらが伸びて城を覆い隠してしまいました。
100年後、噂をきいた王子が城へ入ると姫は美しいまま眠っていて、王子が唇にキスすると城にかかった呪いが解けてみんな目を覚ましました。

今度はアダリンドが魔法をかけた猫にジュリエットがひっかかれ、昏睡状態に。
目覚めさせるためには、キスをしなければいけませんが、そのキスをした人物というのが─…

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まとめ

それまで平凡な、ただの刑事として生活してきたニックの生活が一変し、徐々に周りを巻き込んでいくさまが描かれているボリュームのあるストーリーです。

たくさんの童話がでてくるので、元ネタを知っていると倍楽しめること間違いなしですよ。

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