秘密裏に拘束されていた超危険人物の脱獄作戦に巻きこまれ、数名の一般人とともにトンネル内に閉じ込められてしまったタニとジュニア。
脱獄作戦には超複雑な裏事情が絡まりあい、ドロ沼展開へ。
2話あらすじ
自宅に帰ったスティーヴは、愛犬のエリーのお手柄でガレージに爆発物が仕掛けられたことに気づき爆発物処理班を呼ぶ。
その頃、あるトンネルが崩落し大勢の通行人たちが巻きこまれていた。
偶然居合わせたタニとジュニアは、避難活動にはげむ。
トンネル内からは処刑スタイルで撃たれた2名の死体が発見される。
近くには手錠が落ちていて、どうやら囚人を護送している最中に襲われたようだった。
タニがスマホでスティーヴに状況を説明している最中、再び銃声が聞こえる。ジュニアが追うが、非常口から逃げられてしまった。
犯人たちは2つめの爆弾を爆破させ、トンネルは9名が取り残された状態で完全に断絶状態に…。
奇跡的に換気システムが生き残ったため、なんとか呼吸はできる状態ではあるもののいつ止まるかがわからない。
もし止まれば、20分でトンネル内の酸素は消えてしまうという状態に緊張が走る。
輸送されていたのは、2年まえに射殺されたことになっている超大物の麻薬密売人ウィルコックスだった。
手柄を欲張ったFBIたちが死を偽装し、彼を秘密裏に拘束して裏世界の情報を聞き出していたのだ。
その頃、トンネル内に閉じこめられたタニたちはシャベルでがれきを掘り進める。
しかし地道な作業のためになかなか進まず、イラついた一人の男性が周りに当たり散らしてトンネル内はギスギスした空気に。
それでも何とか掘り進めたものの、到底動かせそうもない大きながれきにぶち当たってしまう。
限界がきた男は独断で電動ドリルを使って粉砕しようとし、運悪くがれきの向こうに通っていた配線を触ってしまい感電する。
その結果、トンネル内が停電しファンがいつ止まってもおかしくない状態に…。
男もすぐ救急搬送しないと命を落とす危険な状態に陥ってしまった。
スティーヴはファンを止めて、通気口から救出するという決断を下す。
ウィルコックスの狙いが、3日前に証言の条件としてオワフへ移送させた妻を取り戻して逃亡することだと突きとめたダノたちは妻の匿われている家へ急行するが、時すでに遅し。
そこに妻の姿はなく、要人たちは殺されてしまっていた。
しかし撃ち合った際にウィルコックスの手下がひとり負傷したようで、かすかに息のある状態で倒れているのを発見。
ダノたちは証言をさせようとするが、手下は口を割ろうとしない。
家を捜索していると妻の使い捨て携帯が見つかり、履歴を確認したダノたちはウィルコックスの弟が妻と不倫関係にあったことを知る。
2話の感想(ネタバレ有り)
超自己中な男にイライラ
いつまた崩れるかわからないトンネル内に取り残されて不安な気持ちはよくわかるけど、周囲に当たりちらす男に終始イライラ。
しかも男が八つ当たりする相手は、女性ばかりなんですよね。
トンネル内には電動ドリルもあったけど、それを使うと振動で崩落する可能性があるからダメだってきちんと説明も受けたのに、勝手に使って勝手に感電。
もういっそ、そのまま死んでくれ
自己中な男のせいでファンがいつ止まるかわからない非常事態に陥るし、本当に迷惑極まりない。
いつ止まるかわからないなら、いっそ止めて通気口から救出しよう!っていう決断をするきっかけになったし、誰も死ななかったから結果論としては良かったけど。
もし犠牲者が出てたら自己中なんて言葉じゃ済まされない。
彼には深く深く反省して欲しい。
エディのお手柄
通信が断絶されたトンネル内とのやり取りに一役買ったのは、スティーヴの愛犬エディ。
無線を身体にくくりつけた状態でがれきの隙間をぬって歩き、タニたちに届けました。
よくやった!偉い!
このおかげで救出作業がスムーズに進んだんだよね。
やっぱり連絡が取れるのと取れないのじゃ救出の難易度は全然変わってくると思う。
タニとジュニア
トンネルから救出される際、ファンの羽を一枚取ったのが原因で救出用のロープが切れてしまうという事件が発生。
少しずつ擦れていくロープにひやひやしながら「誰も落ちないで~!」って祈るような気持ちで見ていたけど最後の最後でジュニアが落ちてしまった。
しかもファンの高さまで持ち上げたところでぶちっといったから、かなりの高所から地面へ叩きつけられる事態に。
呼びかけても反応がないし、死んでしまったのかと焦ったけど気を失ってただけだとわかり本当に安心しました。
救い出されたばかりのタニが「私が降りる!」ってすぐに新しいロープでトンネルに戻っていったシーン、良かったなぁ…。
ふたりでよくお出かけもしてるみたいだし、いい感じです。
貪欲さが招いた最悪の惨事
手柄欲しさにズルした結果、何人もの人が死ぬはめになった今回の出来事。
思ったよりも早くウィルコックスにたどり着けたのは、CIDであるクインが捜査に協力してくれたおかげです。
その後の追跡にもちゃっかり参加してるし、馴染みがはやい(笑)
…それはさて置き。
死んだことにされていたウィルコックスが生きていると知った手下が救出作戦を立て、作戦を知ったウィルコックスが妻と逃走するために妻を呼びよせたものの、
2年まえに夫が死んだと思っていた妻は弟と恋仲になっていたため大慌て。
救出作成に乗っかるフリをして殺害計画を立てていた…
って何これ昼ドラ????
ウィルコックスは森の中で弟と嫁が恋仲になってたことを暴露されて、昔敵対してた相手に引き渡されちゃうんだけど、駆けつけたダノやクインが撃ち合いしてるうちに落ちてた銃を拾って逃走。
弟と(元)妻は少し先で撃たれて死亡してるのが発見され、ウィルコックスは姿をくらましてしまうという結果に。
ウィルコックス、癌をわずらってるって話だったのでそんなに身体は丈夫じゃないはず。
ってことは、誰かほかの仲間が助けにきたのかな…。
超有名な密売人だったみたいなので、病気を患ってるとしても利用価値はあるもんね。
欲しがる人は多そう。
スティーヴ宅の爆弾からは手掛かりなし
あまりに濃すぎる内容に追いつくのが精いっぱいですっかり忘れていたけど、スティーヴの家に仕掛けられていた爆弾も無事に解除されました。
でも指紋・DNAが何ひとつ出てこなかったため、カレンが犯人説濃厚ではあるものの再逮捕は諦めざるを得ない結果に。
カレンはその手のプロではないはずだし(プロなら前回、自らの手で敵を討っていたはず)手引きした人がいるんだろうなぁ。
事件解決後のお疲れ会では、エディがお手柄のご褒美にステーキをゲットしていました。
よかったね!
集まりにはクインも参加していて、もうすっかりファイブオーの一員です。
それにしても、カレンにスティーヴに超やばい人物が次々と野放しになっている状況は不安を覚えます。
一体裏で何が起きているんだろう。
国家レベルの組織が関わってよからぬことをやってそうな予感です。