ブレイキング・バッド シーズン1第1話のあらすじ・感想をまとめています。
ついにブレイキング・バッドに手を出しましたよ~。
ドラマの主人公は、メガネをかけた超平凡な50歳の化学教師。
そんな、どこにでもいそうな先生が末期がんだと診断されたのをきっかけに、メスと呼ばれる覚せい剤を作るお話です。
1話目から殺されそうになったり、秘密がバレそうになったりとハラハラ続きの展開でした。
容赦なくやってくる数々のピンチを、とっさのハッタリや化学で切り抜けていくのが最高におもしろかったです。
ブレイキング・バッド1話あらすじ
50歳の化学教師として働くウォルターは、自身が末期の肺がんであることを告げられる。
治療をしてもあと2年生きられるかどうかだと知り、絶望するウォルター。
家族にも話せず、ひとりで悩んでいたある日、DEA(麻薬取締官)の義弟のハンクから麻薬が金になると聞き、メタンフェタミン(通称メス)に興味を持つ。
ハンクのチームがキャプテン・クックという売人のアジトに踏み込むさい、同行させてもらったウォルターは2階から元教え子のジェシーが逃げていくのを目撃する。
捕まった容疑者は囮で、本当のキャプテン・クックはジェシーだと気づいたウォルターは家を訪ね、自分とチームを組まないかと交渉するのだった。
チームを組まない場合は警察に行くと脅され、ジェシーは仕方なくパートナーになることを了承。
ウォルターは科学の備品室から必要な道具を盗み出し、新しいアジトとして手に入れたキャンピングカーに製造施設をつくる。
ウォルターが作ったメスは、これまでにない高純度の代物だった。
ジェシーは売りさばくため、卸売のクレイジーエイトを訪ねる。しかし、クレイジーエイトの家には先日おとりに使った元相棒のエミリオが身を寄せていて捕まってしまう。
作ったやつを教えろと脅迫されたジェシーは、キャンピングカーまで案内する。
代物を気に入ったクレイジーエイトはウォルターと取引きしようとするが、先日ウォルターがDEAと同行しているのを見ていたエミリオはハメられたと勘違い。銃を突きつけられ、殺されそうになってしまう。
そこでウォルターはレシピを教えると持ちかけ、クレイジーエイトとエミリオをキャンピングカーの中へ。メスを作るフリをして毒ガスを発生させ、2人を閉じこめる。
強烈な神経ガスで、数秒もたたないうちに動かなくなる2人。
殴られて気絶しているジェシーを起こそうとしたウォルターは、エミリオが外に捨てたタバコが火種になり、火災が発生していることに気づく。
ウォルターは自身とジェシーに防ガスマスクをつけてキャンピングカーを動かし、その場から逃走。しかし運転をあやまり、キャンピングカーが横転してしまう。
近づいてくるサイレンに覚悟を決めるウォルターだったが、警察ではなく消防車だった。
目を覚ましたジェシーに、ウォルターは神経ガスを発生させたと説明し、片づけをしようというのだった。
感想
何かが吹っ切れたウォルター
最初は”人畜無害なおじいちゃん”って言葉がぴったりだったウォルターですが、ジェシーと手を組んだあたりから何かがふっ切れたように変わっていきます。
その様子が最初に描かれたのが、とある服屋でのワンシーン。
ウォルターには脳性まひで足が不自由な息子(通称ジュニア)がいるんですが、一人で着替えができないことを居合わせた男の子たちにバカにされる…
というちょっと胸糞悪いできごとが起こるんですよね。
それを見たウォルターは男の足を蹴とばして踏みつけ、もがく男相手に「どうした!歩けないのか!?」とガチギレします。
“Run.” And watch every one of your favorite #BreakingBad episodes on today’s marathon at 10am/9c. pic.twitter.com/a8WzDTkk4e
— Breaking Bad (@BreakingBad) July 30, 2017
こんなおまぬけな格好で走り出しちゃうパパが鬼の形相で迫っていくんですよ……。
優しい人ほど怒ると怖いはマジですね。
スカイラーの反応から推測するに、これまでのウォルターだったらジュニアをなぐさめて耐えて終わっていたんじゃないでしょうか。
そんな人がいきなりバチバチに喧嘩売りだしたら、そりゃあビックリですよね(笑)
もうすぐ死んでしまうっていうバックグラウンドも、この急激な変化に関係するのかもしれません。
生きていくうえで、理不尽なことを我慢しなきゃいけない機会って多々ありますが、もうすぐ死んでしまう立場になったことで我慢するのがバカらしくなったのかな。
論理的な面でみるとウォルターの解決法は間違ってるけど、最高にカッコよかった!
白ブリーフ1枚で作業する姿はなかなか強烈
服にニオイをつけたくないという理由でパンイチで作業するウォルター。
最終的にエプロンはつけるんですが、それでも結構強烈なビジュアルです。わたしは笑いを堪えられませんでした。
それにしても、キャンピングカーに着くなりおもむろに服を脱ぎはじめるおっさんを目の当たりにしたジェシーは内心怖かったろうなぁ…(笑)
荒野だから、周りには誰もいないし。
何してんだよ?って平気なフリしつつ、顔引きつりまくってたのも笑えた。
1話からなかなかヘビーな強烈展開!
たった1回の同行があだになって殺されかけるとか、どんだけ不運なの。
っていうか、エミリオってばよく見てましたよね。
DEA結構な数いたけど…。制服着てなかったから逆に目立ったのかな?
世間は狭い
1話にして絶体絶命の大ピンチを迎えてしまうわけですが、これをお得意の化学できりぬけるって発想が面白かったです。
指一本触れずにエミリオとクレイジーエイトを倒したかと思いきや、今度は火事発生!って展開も最高にハラハラしました。
On this day in 2008, TV was never the same. pic.twitter.com/uKvV4vVx4s
— Breaking Bad (@BreakingBad) January 20, 2020
ブレイキング・バッドはオチを最初に持ってくるタイプなので、ドラマを観ながらの展開予想が楽しいですね。
パンチラでクレイジーな格好になっていたのは、そういう意味だったのねって感心しました(笑)
にしても、まさか1話目にして人殺しをしてしまうとは。
平凡な化学教師が悪の道をまっしぐら!反動もすごそうですね…。